県立商工高等学校

今日は「神奈川県立商工高等学校 http://www.shoko-h.pen-kanagawa.ed.jp/ 」の学習塾向けの説明会にうかがってきました。

県立高校が学習塾向けの説明会を開くことはとてもめずらしいことです。私塾協同組合で県立高校訪問をおこなっていますが、こちらから声をかけてもお返事さえいただけない学校もあります。そんな中、こうして塾向けの説明会を開いていただけるのはとてもうれしいことです。

学校は相鉄線の二俣川駅からバスで十数分の場所にあります。JRの保土ヶ谷駅や東戸塚駅からもバス便があるようです。もうすぐ百周年をむかえるという歴史のある学校で、なんと先月新校舎が出来上がり引っ越したばかりでした。とてもきれいで居心地の良さそうなりっぱな校舎でした。

商工高校という名称にあるように、商業科と工業科が同居するというめずらしい学校です。正確には「総合ビジネス科」と「総合技術科」というようです。それぞれ3クラスずつの募集で、1年次は商業科と工業科の生徒がいっしょになってクラスを編成して共通科目の授業を受けるとのこと。2年次からはそれぞれのコースにわかれますが、商業コースの生徒が工業コースの科目を(もちろんその逆も)履修することもできるそうです。

商業コースは 7 : 3 で女子が多く、工業コースは 9 : 1 で男子が多いとのこと。卒業後は、商業コースは65パーセントが進学、35パーセントが就職。工業コースは40パーセントが進学、60パーセントが就職。進学希望の生徒のためにどちらのコースも3年次に専門科目ではなく一般の科目を履修できるコースがもうけられています。就職については長い歴史もあり、100パーセントの生徒が就職先を決められるようです。

入試は、学校成績 : 入試得点 : 面接 の比率が 5 : 3: 2 となっていて、二次選考は入試得点 : 面接 の比率が 6 : 4 となっています。

どちらかというと最近は専門コースを嫌う保護者の方が多いように思います。高校進学の段階で将来を決めるのは早すぎる、と考える方が多いからかと思います。ただ、逆に早いときに決めればより有利になる、ということもいえます。専門科に進んだからといって大学への進学はできない、ということはありません。今日もお話にありましたが、大学側も積極的に専門科の生徒を採ろう、ということもあるようです。

食わず嫌いにならず、まずは学校説明会に足を運んで見てはどうでしょう。普通科への進学が希望だとしても、それ以外の専門科の様子を知ることは生徒のためにもなるはずです。

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