定期試験と入試の違い

周辺の中学校は、今週と来週が中間試験になっている。塾も平常の授業をストップして、連日のように試験対策の授業となっている。そんな中で、毎日のようにわたしが生徒たちに強調しているのは、学校の定期試験対策と入試対策の学習の根本的な違いだ。それを意識しないでただやみくもに勉強をしても、学校の定期試験では高得点はとれない。

ここにふたりの生徒がいたとしよう。A君はどんな問題もどんどん解き進めていく生徒。Bさんはじっくりと考えて問題を解き進めていく生徒。どちらが学校の定期試験で高得点をとれるか、いわなくてもわかりますよね。それなのに、多くの生徒はA君パターンを修正できないままに学校の試験に入っていってしまうのです。

いつもいっているように学校の定期試験は60点を平均点になるようにして正規分布させるようには作られていません。絶対評価ですから、理解しなければいけないことをきちんとわかっているかを確認するためのもの。範囲もしっかりとあるし、このプリントから出すよ、などと出題内容がわかっているものもある。そうした試験なのだから、わからない問題などはあるはずもないわけで、どんどん解いていこうと思えばスピードをつけて解き進めることが出来る。

そこに落とし穴がある。

できる、あるいは、解ける、といった感覚は自分を有頂天にさせてしまう。そうなったらミスがどんどん出てくるようになってしまう。とにかく、丁寧に、丁寧に、解き進めていくことだ。冷静に、冷静に、決して有頂天にならずに、これで大丈夫かな、と確認をしながら解いていく。そんな姿勢をもてなければダメだ。平均点が40点ちょっとで、正答率が数パーセントの問題が混じっている入試とは全く違うテストだとわかって欲しい。

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