渓畔林の役割と生命の繋がり

森の学校の2日目の学習テーマが「渓畔林の役割と生命の繋がり」になりました。渓流沿いの森と、昆虫、魚の繋がりを学習します。

神奈川県は「水源税」というものを徴収しています。均等割で年額300円。それに所得割が加わり、県民ひとりあたり年額およそ890円の負担になっています。このブログをお読みの保護者の方の多くが、この「水源税」を徴収されていることを知らないのではないでしょうか。

水源税は、県民の大切な「水」を守るため、その「水」の出所である水源の環境保全のために使われています。神奈川県には北部に丹沢山塊という森があり、その森を守るために使われている、と考えれば良いでしょう。平成19年から続いていて、平成23年に5年間延長されています。

わたしはあちこちの山に登っていますが、確かに神奈川県の丹沢の山は登山道をはじめとしてしっかりと整備されています。植生回復の取り組みもあちこちでおこなわれています。正直、国立公園で国が管理している箱根の山々と比べると、丹沢の山々がきちんと整備されているのが良くわかります。箱根の山はあちこちで荒廃が目立ちます。

渓畔林についても、神奈川県は以下のような整備指針を立てています。

http://www.agri-kanagawa.jp/sinrinken/tebiki/keihanrinseibishishin.pdf#search=’渓畔林’

すごいでしょ。こんな取り組みがおこなわれていることを県民のほとんどが知らないのはもったいないです。

もちろん子どもたちには、そうした大人の世界のこととは関係なく、渓畔林が、自分たちの毎日飲んでいる飲み水にどう関わりがあるのかについて、現地で感じ、考えて欲しいです。何しろ、自分たちが目の前にしている渓畔林の沢の水は、そのまま宮ヶ瀬の湖に貯まり、そこから自分たちの飲み水になっていくのです。

さらに渓畔林は生態系の中心にもなっています。多くの生物もそこに生息しています。沢を歩きながらそうした生物を採取して、そこから渓畔林の持つ生態系機能についても考えをめぐらせたら良いな、とも思っています。

渓畔林

楽しみつつもしっかりと学ぶ。そんな3日間にしたいと思っています。