周りの人を含んだ見方

今日も、miyajukuから「神奈川県私塾協同組合」主催の読書作文コンクールで賞を受賞した生徒の作品を紹介させてください。小学生の部で優秀賞をとった2人の生徒の作品です。まずは西遼介の作品です。彼は、小5の時にも、朝日学生新聞社主催の「ニュース作文コンクール」で優秀賞を受賞しています。書くことは得意な生徒です。

・・・人はみんな自分の「見方」をもっていて、それを広げたり、違う角度から見たりできます。みんなは必ずしも同じ見方をしているとは限らないですし、みんなが違ってよくて、違うからおもしろい、ということが筆者の言いたいことだと思います。

この後、疲れているのにお祖母さんに席をゆずったBさんのエピソードにふれ、自分が同じように席をゆずったときの話をします。そして、以下のように続きます。

もし、その時ゆずらなかったら後悔が残ると思います。また、笑顔でお礼を言われると、自分の心が温かい気持ちになります。ぼくはこの行動が、”周りの人を含んだ見方”であることがわかりました。

”周りの人を含んだ見方”といった言葉遣いがすごいです。哲学的ですらあります。みんな違う、違うからおもしろい、という観点から一歩進んで、だからこそ「相手の立場にたつことができる」と理解しています。

もうひとり。森颯一郎の作品です。正直、彼は文章を書くのは得意ではありません。優秀賞だったよ、と私が伝えたら、お母さんが「間違いだろうから先生に確かめておいで」と言われたらしいです。確かに、西の文章と比べると幼いですが、しっかりと筆者の考えをとらえ、自分の経験と照らし合わせ、そこから自分の気づきをしっかりとまとめてあります。

・・・ぼくは、正直に言うと、障がいをもっている人が苦手でした。ぼくは一年生のころに、年上の子になぐられてとてもいたい思いをしました。その年上の子は、障がいをもっている人だったので、ぼくは、障がいをもっている人は「こわい」と思っていました。・・・里見英則くんは、どんな方法でも、相手に伝えようという気持ちがすごいし、どんな人にでもコミュニケーションをとっているので、ぼくも、だれにたいしてもコミュニケーションのとれる人間になり、障がいをもっている人、そうでない人が平等に差別なく接する事をわすれずに・・・

どなな場合でも同じですが、まずは筆者の考えにしっかりと耳を傾けることです。それもひたすらにです。そして、その考えに対して、自分の心が動いた部分を掘り下げてみます。なぜ心が動いたのか、といった理由を考えてみます。それがわかったら、自分の体験や人から聞いた話でも良いので、同じようなエピソードを自分の中に探してみます。ここまでくると、新たな気づきがあることが自然とわかってきます。最後にその気づきをしっかりと記せばよいのです。

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