あれから5年
まずはあの震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り合掌です。また、多くの避難生活をおくられている方々、以前の生活に戻ることができないでいる方々が、一日も早く「あの日以前」の生活を取り戻すことが出来ることを心より願います。
あれから5年がたちました。今日という日は、あの日から自分が何をしてきたのか、どう成長したのか、そんなことをちょっとでも考える一日にしたいですね。自分の仕事の範囲の中でも、まだまだできることはあるのだと思います。私自身ももういちど考えてみたいと思います。
ボランティアで南三陸に行きめかぶ削ぎを一日中やりました。
生徒たちをつれて津波で海水に浸かった田んぼの上に立てられた大規模水耕ハウスのお手伝いに行きました。
家族と一緒に三陸海岸を旅行しました。
そんな中でも、三度訪れ、三度とも心が最も震えた場所がここです。
児童74人、教職員10人が亡くなられた大川小学校。今でも、その保存をめぐって議論が続いているとのこと。部外者の私が軽々に意見を言えることではありませんが、こどもたちにはぜひ一度訪れて欲しい場所のひとつです。
自分と同じ年代のこどもたちが、突然に未来を断ち切られてしまったということ。その事実に向き合って欲しいです。といっても、そうして外部から人が訪れること自体が、自分のお子さんを亡くされたご遺族の方々には複雑な思いをいだかせてしまうのでしょう。
5年という時間。いろいろなことを解決するには、まだまだ時間が足りないのかも知れません。