中学校の部活動

部活動について何度か書いている。親が中学の部活動に求めているものは何なのか。朝日新聞の調査が以下のようなものだ。「心身の成長」「達成感や充実感」「仲間づくり」などが上位にある。「勝利や好成績、技術の向上」などをのぞんでいる方は少数派だ。

これは生徒も同じことかと思う。学校の授業や行事と違って、部活動は「自分がやりたい」スポーツや文化活動を選ぶことができ、しかも、違うクラスの仲間や先輩たちと一緒に活動ができる。そういった意味では、日々の学校での活動の中でも大きな位置をしめているといえるはずだ。

ただ、そうした活動を支えている方々、とくに学校の現場の先生の負担はおっきくなってしましっている。それでも、子どもたちのために、ということで皆さん頑張っているのかと推察する。

そんな中、部下動への不満も聞こえてくる。次の調査も朝日新聞のものだが、「活動時間」や「指導者」について改善して欲しいという意見が多い。文科省も「中学の部活動では週に2日以上の休業日を」とガイドラインを定めている。また、各中学校では、それぞれに下校時刻も定められていて、部活動もその中でおこなわれる事になっているはずだ。

近隣の中学のとある部活動が、ナイター練習をする、ということを保護者に通知してきたらしい。おかしいと思う。たぶん、保護者の方も「おかしい」と感じるのだろうが、きっと積極的には声をあげにくいだろう。ここが部活動のもうひとつの問題点で、子どもたちは「がんばりたい」と思っている。その気持ちを親はむげにできない。だから声をあげにくい、ということになる。

部活動の顧問の方も、きっと、子どもたちのそうした気持ちに応えてあげたい、という純粋な気持ちからのナイター練習なのだろう。でも、子どもたちにとっては、部活動は、その毎日の生活の一部であってすべてではない、といった観点が抜け落ちていないだろうか。中学生は義務教育でもあり、勉強もしなければならない、家の手伝いもあるだろう、家族での時間も大切だ、友だちと映画も見にいきたいだろう。そうした視点も、部活動の指導者にはぜひとももってもらいたい。