塾長の仕事は、子どもに教えることではないの?

生徒を「お客さん」としてあつかう塾が増えている、といった話しを昨日書きました。どういうことなのか・・・

塾が乱立していて、その競争は激しさを増しています。競争というのは、生徒の獲得競争、争奪戦です。こんな書き方をすると、子どもたちの教育に関わっているのに、と眉をひそめる保護者もいらっしゃるでしょう。でも、学習塾も「商売」であることは間違いありません。

もちろん、しっかりと子どもたちと向き合って頑張っていらっしゃる塾も数多くあります。

ただ・・・

なんで塾長が授業を担当しなければいけないんだ。塾長の仕事は、子どもに教えることではないだろ。

という塾がたくさんあることも確かです。そして、そうした塾が、生徒をたくさん集めて、保護者の皆さんにとっては認知度も高く、どんどん教室を増やしてもいるのも事実です。今はそうした塾が元気なんです。

授業を担当する以上に大切な塾長の業務ってなんなんでしょう。それこそが「営業業務」なんですね。つまり、生徒を獲得するための、電話かけや、自宅訪問や、面談や・・・といった販促業務こそが塾長の最も大事な仕事なんです。

それも塾長の仕事ではありますが・・・

正直、miyajukuでは、せっかく問い合わせをいただいても、なかなかその後の営業に手がまわりません。どうしても、その日のテストを作ったり、その採点や添削をしたり、といった業務が優先されてしまいます。でも、わたしはそれでいいと思っています。そのことで、入塾見込みの「お客さん」を逃してもしかたがないと考えています。

ご縁がなかったのだと考えるようにしています。

どちらかというと、そうした営業を後回しにせざる得ない塾長さんが多いことも間違いありません。とくに個人塾には多いです。わたしのまわりはそんな塾長さんばかりです。だからこそ、塾長の業務は営業活動、などという方針の塾が出てくると、わっと生徒数が伸びるのです。

保護者の方も、この塾長さん親身に相談にのってくれるし、よく電話もかけてきてくれるし、えらいわね、と思ったときこそ注意です。いつ子どもの指導をしているんだろう、って疑問を持ってみてください。

塾選び。難しいですね(^_-)

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