英語検定試験とこれからの英語学習

英語検定試験の結果がネットで発表になりました。今回、miyajukuでは、中3生が3級を、高2、3生が2級を受験しました。とくに高3生は、来春入試で多くの私大が英検の取得で当日の英語の試験を免除する、といった受験方法を採り入れてきたため、理系は2級、文系は準1級をとらねばなりません。そのレベルでGMARCHの英語は突破できます。

そんな英語検定試験ですが、あらためて「4技能」なんだということを実感させられています。写真は今回受験したある生徒の帳票です。Reading,Writing,Listeningがそれぞれ均等に650点ずつになって合計が1950点になっています。今まで英語の試験といいえば、Readinfが8割〜10割で、Listeningが0割〜2割といったのが常識だったのですから、様変わりしたな、という印象です。

Readingというのは、いわゆる文法問題やら長文読解やら、といった出題のことです。保護者の方にとっては、英語のテストといえばそういったもののはずです。それが、全体の出題の1/4になり、聞いたり、書いたり、話したり、といった技能が均等の割合で出題されるようになっているのです。書いてしまうとそれまでですが、これって「劇的」な変化だと思います。

ちょっと前に2020年からの大学入試改革に対して、国公立大学が「英語の試験を外部委託すること」に対して疑問を文科省に意見した、といった記事がありました。確かに、受験者側の費用負担については考えて欲しいと思いますが、指導要領にあっているのか、などといった疑問はおかしいと思います。使える英語へと舵を切ろうとしているのは指導要領も同じで、すでに「高校での授業は英語だけでおこなうことがのぞましい」といっているのです。

変わらなければいけないのは、中学や高校の授業で、いいかげんに板書とノートだけを使っての授業を変えなければいけないのではないでしょうか。

今回ダメだった生徒については、秋の検定に向けて夏にしっかりと鍛え直します。高3生にとっては、あの過密日程の2月の上旬に、英語の試験を受けなくて良いアドバンテージはおっきいです。また、中3生も、3級を持っているかどうかで、私立高校の受験がまったくちがってきます。

強化のポイントはWritingですね。

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