指定国立大学法人

指定国立大学法人、という制度がスタートするそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00010000-newswitch-bus_all&p=1

簡単に言ってしまうと、国内にあるたくさんの国立大学の中からいくつかを選んで、予算やら人材やらを重点的に配分し、さらに規制緩和で民間の資金を採り入れやすくして世界の大学と戦えるようにしよう、といったことのようだ。県立高校でいえば、進学重点校をいくつか選んで、そこを伸ばしていこう、といったことと同じだろう。

とりあえず7大学が応募をしていて、その中から選ばれるという。応募の段階からかなりハードルが高く設けられていて、旧7帝大とよばれる中から北海道大と九州大が応募を断念せざる得なかったとのこと。7大学は、東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、東京工業大学、一橋大学だ。

こうした話しを聞くにつけ、教育を取り巻く環境の変化に驚かされる。少し前までは、どちらかというと、教育を均質化し、誰でも同じように教育を受けられるという流れがあった。県立高校も金太郎飴のような学校ばかりで、ある意味ではどこに行っても「同じ」ということが大切とされていた。そんな流れがあっという間に変わってきている。

大学も「世界と戦える大学」に様々な資源を注力するようになってきている。その一方で、首都圏の多くの大学は定員割れをおこし、誰でも入れる大学もたくさんある。いわゆる「格差」というのが大学にもできているということだ。ざっくりといってしまうと、教育も「どこで」受けるかによって、大きな違いが出てくるようになってきている、というとだ。

問題なのは、今の小、中・高校生の保護者の世代が、均質な教育、競争のない、差別化のない教育を受けてきている世代で、こうした「今」の流れをなかなか感じ取っていないということだ。これからの時代、とくに、2020年改革は、誰もが同じような教育を受ける、といったことが優先されるのではなく、一部のエリートたちが世界と戦えるようにする改革だということ。

それをしっかりと知った上で、お子さんの進路を考えていくことが必要だろう。