大学AO入試、学力評価を義務化

一昨日のニュースから

大学AO入試、学力評価を義務化 文科省、20年度から 
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H64_Q7A510C1CR8000/

書類や面接などで受験生を選考するAO(アドミッション・オフィス)入試や推薦入試について、文部科学省は、2020年度から、国公私大に学力評価を義務付ける方針を固めた。AO入試などで入学する一部の学生に学力不足が指摘されており、一定の学力の確認を求める狙いがある・・・

首都圏では、大学進学者のうち3人に2人近くが、AOや推薦で進学をするようになっています。保護者の方が18歳だった時とは大学受験の様相は一変しています。

すべてのAOや推薦がダメだ、というわけではありませんが、多くのAOや推薦が、A4のレポート一枚書いただけで合格、などとなっていることも確かです。とにかく、首都圏の私大の3校に2校近くが定員を割っている状況があります。大学側は「お金さえ払ってくれればだれでも」といったホンネもあるのです。

こうした「学力不問」で大学に進学できる風潮をなんとかしよう、というのが今回の改革のねらいでしょう。良いことだと思います。こうしたことで、少しでも高校生が勉強するようになることになれば、とも思います。

2020年というのは、何度もいいますが、現在の中3生が大学進学をするときです。また、その少し前からこうした流れを先取りした制度変更が起こっていきます。ということは、現高1あたりからは、AOや推薦の様子が「学力不問」から「何らかの試験を課す」方向になるだろうと考えておきましょう。

いずれにしても、高校生はもう少し勉強をしましょう。絶対に「部活バカ」にだけはならないこと。

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