プログラミング的思考 つづき
20日 http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201701200000/ の稿の続きです。
小学校にプログラミングの授業が導入されます。きっと、多くのお母さんたちは、パソコン向かって子どもたちがプログラミングをする姿を思い浮かべるのでしょう。これをコーディングといいます。
つまり、プログラミング言語を用いた記述ですね。この発想は、子どものうちからコーディングを覚えないと大変だ、といった考えにつながり、受験勉強のようにプログラミング言語を学ぶ方向に進んでいきます。
わたしが知るところによると、小学校に導入されるプログラミング教育は、コンピュータに意図したような処理をおこなわせる指示をし、それを体験しつつプログラミング的思考を身につけさせる、といったものになるのでしょう。決して、コーディングが目的ではないはずです。
先日の動画はPETSというもので、PCを一切介していません。箱の上のブロックの組み合わせで動作を命令するのですね。自分の思い通りの動作をさせるには、どんな命令をどのように組み合わせれば良いのか。また、どう組みあわせを変えると、より意図した動きになっていくのか。その試行錯誤の体験こそがプログラミング的思考を育んでいきます。
まとめるとこんなふうになります。
プログラミング的思考とは問題解決の仕組みを身につけること
もうひとつ。プログラミングはひとりでやるものではありません。複雑なプログラムはチームで作るのが普通です。ということは、この問題解決も、お互いのコミュニュケーションの中で行われることが多いのです。独りよがりの方法ではなく、つねに「だれか」を意識して作業を進めることも大切になってきます。
miajukuで開講している「ブログラミング道場」は、そうした「プログラミング的思考」を育むためのものになっています。