ゼッタイにやってはいけない勉強法

入試直前のこの時期、ゼッタイにやってはいけない勉強法は、こつこつノートをまとめる、といったやり方だ。同じように、冬期講習の内容が、講師が板書に説明したものをひたすらにノートにとっていく、といった講義形式の塾も行ってはいけない。

冬の学習法は、ひたすらにアウトプットの学習に徹すべきだ。問題を解き、出来なかった問題をしっかりと解き直し、わからなければ調べ、それでもだめなら指導者に教えてもらい、といった学習法を繰り返すべきだ。

こんなことを言う生徒がいる。社会の歴史分野の理解が浅いので、ノートまとめをしないとダメだと思うのですが。わたしはこう答える。まず、歴史分野を捨てられないのかを判断する。捨てられないならどの程度の得点をとらなければいけないか考える。

その後で、塾でやっていく問題演習にあわせて、あやふやだった内容をノートにどんどん書き出していく。さらに家に帰ってから、教科書の当該範囲をしっかりと読む。できれば、キーワードのみノートに書き出す。その際、教科書の絵、写真、グラフ等々はしっかりと確認しておく。

ざっとこんな学習のしかただ。入試まで残された時間は51日。物理的にそれしかない、ということを前提に学習を進めていかねばならない。

学習を進めていく上で大事な観点は、この単元、この問題を、ゼッタイにものにしなければならないのか、それとも、捨ててしまっても良いのかの判断だ。難易度のあがった入試。厚木高校レベルでも390点も得点できれば合格ラインにのる。110点も間違えて良いわけだ。つまり、何もかもできなければ、といった学習法が最もやってはいけないものだ。

ゼッタイ得点する問題、捨ててしまって良い問題。その区分けをしっかりとしながら勉強を進めていこう。学校の定期試験ではない。君たちが立ち向かうのは入試問題なんだ。何度もいうが、ライバルよりも1点でも高い得点をとることがそのゴールだということ。それを忘れるな!

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