4(5x-3)=20x-12=8x

中1生のうちの2人がこんな計算をしていました。

4(5x-3)=20x-12=8x

なにがおかしいのかはどなたにでもわかりますよね。文字の項と数字の項を計算してしまっているのです。もちろん、塾の夏休みに入る10日前にはこんなことはしていませんでした。復習の演習もかなりやっています。それでも休み明けにこうしたことになってしまいます。不思議なことに一次方程式の問題ではこんなことはしていません。

どうしてこんなことになってしまうのでしょうか。

ひとつは、答えを出そうとしているからといえます。算数は答えを出します。しかも、今の小学校の学習では、式を書いたりしなくても解けてしまう問題ばかりなので、だまっていると「答え」だけを書いて終わりにする「クセ」がついてしまっています。塾などに通って「多少は歯ごたえのある問題」にぶつかっている生徒は修正されているのですが、そうでない生徒にはよく見られるパターンです。

もうひとつは、「項」という概念をしっかりと身につけていない、ということです。どんな時も「やり方」といった感覚で問題にとりくんでいく生徒がこうなりがちです。「どうして」「なぜ」といった原則的な学習をしようとせず、How to ばかりで対処しようとすると、こうしたとんでもないことをやってしまいます。これらの生徒は、1度修正をしても、何度も同じことを繰り返してしまいます。

こうした生徒は数学だけでなく、他の教科でも同じようなことをやってしまいます。

では、どうすれば良いのでしょうか。ひとつは「納得いくまで演習をさせる」ことですが、きちんと指導者がそばについて、途中式をきちんと書かせる中での学習が必要です。文字の項と数字だけの項をかき分けさせて、徹底的に「項」の考えを身につけさせることです。手間はかかりますが、ここをしっかりしておかないと、この子たちの先がなくなってしまいます。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です