センター試験6教科義務化 2

いつの時代でもそうだが、何のために高校があるのか、という議論が根底にある。

今日の朝刊にもこんな記事があった。

「県教育委員会が県立高校全百五十二校(全日制)に対し、東大、早稲田大、慶応大の三大学に限った合格者数の実績調査を行っていたことが分かった。調査の趣旨説明などが十分ないまま行われたため、「神奈川の公教育は難関大学への進学実績重視にシフトしたのか」などと疑問視する声が上がっている。」

高校は大学進学指導のために存在しているのではない、もっと広く、深い教養を身につけさせるためにある、という議論だ。

塾での学習は高校進学、大学進学のためだけにあると言っても良い。親もそのために授業料を払ってくれている。しかし、そうした学習の中でも、単に学習面だけでなく、子供の成長に寄与する事はいくらでも出来ると私は考えている。

上記の調査にしても、昔とは違ってかなりオープンになっているし、大学側も多くが出身校を発表しているので「今さら・・・」という感想を持つしかないが、「進学実績重視にシフトしたのか」などと疑問視する声=教員組合の方々にとっては大問題なのだろう。

さて、世の中のどれほどの方がこの事に対して「疑問視する声」をあげるのだろうか。

タテマエとホンネをどう使い分けるのか、このままいくとそうした表層的な議論に終始してしまうような気がする。

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