18歳の投票率
選挙権が18歳になって初めての国政選挙。18歳、19歳の投票率は45.45%だったようです。全体の投票率の54.70%も下回ってしまいました。ちなみに、miyajukuに通う高3生たちはみんな17歳で今回は投票できなかったようです。
細かく見ると18歳は51.17%、19歳は39.66%。20歳の投票率は33.37%。学校の授業などで選挙について学んだ高校生が多い18歳の投票率は高かった、ということです。
それにしても、若い人たちの全体としての投票率の低さにはちょっとびっくりです。たかが1票ですが、されど1票です。若い人たちの意見がただでさえ無視されがちな政策が続く中、この投票率では、政治家の人たちが「どうせ若い者たちは投票にも行かないのだから無視して良い」となりかねません。
実際、今回の選挙で大勝した政治家は、10兆円を使ってリニア中央新幹線の前倒し開業に向けてなどの経済対策をとるとのこと。その中には若者向けの政策はほとんどなく、しかも、そうした経済対策のために建設国債を発行し、その借金は今の若い世代が将来にわたって負担していくことになるわけです。その時になって「知らなかった」では遅いんですよ。
もちろん、こうした人たちを選択した「ツケ」は私たちみんなが背負っていくしかないのですが、やっぱりこの国でこれから長い時間を生きていかねばならない若者には、投票という1票を大切に使って欲しいな、と切に願います。
そんなことを身近なオトナたちがしっかりと教えてあげないといけないのですが・・・
近い将来、国民投票が間違いなくおこなわれるはずです。日本という国がこれからどういう方向に向かっていくのか、それがその時に決まっていくのです。ぜひ、その時は若い世代にも1票を投じて欲しいです。少なくとも、わたしの身近にいる若者たちには、1票の大切さを伝えたいと考えています。