G(グローバル)5
これらの大学・学部では、基本的に授業は英語でおこなわれ、留学が卒業するための必要事項になっていたりするようです。また、留学生が多く在籍し、教員の外国人の割合も50%前後となっています。徹底的に「国際化」にこだわったカリキュラムを組んでいるわけです。
そんなG5の大学名は以下の通りです。
国際教養大学
早稲田大学 国際教養学部
上智大学 国際教養学部
国際基督教大学
立命館大学 アジア太平洋大学
どうでしょう。ちょっと昔の東大を頂点とする大学ヒエラルキーの中では聞いたことのない大学が並んでいるのではないでしょうか。といっても、河合塾の偏差値で、国際基督教大/SS67.5、早大国際教養学部/SS67.5となっていて、東大文3の偏差値SS70.0に準じる高さです。
グローバル化というのは時代のキーワードです。先日もお伝えしたように、今年度から文科省は「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」の指定を全国の56高校に対しておこない、グローバルリーダーの育成に力を入れていく方針をとっています。 http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/sgh/index.htm
ただ、国際社会で活躍できるグローバル人材などそう簡単に育成できるものではないはずです。ましてや、時代の流れがそういった方向に流れているからといって、家の子にもぜひそうした教育を、といっても、誰もがそれに対処できる能力をもっているわけでもありません。
親として大切なことは、そうしたグローバル化への流れがある中で、わが子がそうした方向で社会の中で生きていけるかどうかの冷静な見極めかと思うのです。とても無理(ほとんどの子どもはこっちだと思いますが)なのであれば、どう違った方向で「国際化する流れの中で生きていく武器」を身につけさせるか。そのことをしっかりと考えさせることなのではないでしょうか。