日本の大学ランキング
これは、英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education:THE)とベネッセグループが共同で作成したものです。よく「世界大学ランキングで東京大学が△△位だった」などというニュースを聞きますが、あの大学ランキングを出している企業です。
100位以下の大学も https://japanuniversityrankings.jp/rankings/total-ranking/ に掲載されています。
今回のランキングは、つぎの4つの評価基準から作られたもののようです。上のリンク先には、それぞれの項目についてのポイント数も出ています。
1.教育リソース(Resources) 学生ひとりあたりの教員数や、資金、教員ひとりあたりの論文数、競争的資金獲得数など
2 教育満足度(Engagement) グローバル人材育成の重視や入学後の能力伸長
3 教育成果(Outcomes) 企業人事の評判調査や研究者の評判調査
4 国際性(Environment) 外国人学生比率や外国人教員比率
ランキングをみてわかるように、資金力のある国公立大学が上位にきています。私立大学は、やっと早稲田大学が10位に、慶応大学が11位に顔を出しています。それ以下も、地方の国公立大学が多くランクインしています。
また、項目ごとのポイントをみると、早稲田大学の国際性が私大の中ではとても高く、慶応大などが意外と国際性が低いことがわかったりします。
このランキングは「偏差値」によるものではありません。「教育力」を「見える化」した指標として新たな試みに取り組んだものです。大学を難易度で選ぶのではなく、その教育力で選択するひとつの判断基準になるのではないでしょうか。大学選択を前に、参考にしてみて下さい。