娘との会話
今晩の娘との会話は、
「ねぇ、ねぇ、左回り旋回、後ろはやぶさ・・・って技を今日やったんだけどチョー難しかった。」
といきなりはじまる。
娘が通っている高校は30年ほど前に私も通っていた高校だ。そして、この高校の冬の「名物」は「縄跳び」だ。よくもまぁ、30年間にわたってやってるなぁ。というより、自分がやっていた時も「伝統」だと言われたのだからいったいどれくらい続いているのだろう、と思いつつもその伝統(?)の重みにほくそ笑む。
「縄跳びなんてやって何の意味があるんだろう。」
「よくわからないけど、お父さんが30年たってもいろんな技を忘れてないって言うのはすごいよな。それで良いんじゃない。」
「そうかぁ。」
「そうさ、人生なんてそんなもんだよ。」
「・・・・・」
高校の後輩でもあり、娘でもある子との会話は楽しい。
しかも、その会話から30年前の自分を思い出させられることが愉快だ。