サンゴの悲鳴が聞こえるよ

帰宅してから息子が録画していたNHKスペシャルをいっしょに見る。今日は「サンゴの悲鳴が聞こえるよ」という特集。

地球温暖化の中で石垣島の珊瑚礁も白化が進んでいるとのこと。温暖化だけでなく、サトウキビ畑から流れ出す肥料をふくんだ土が海の富栄養化を進め、オニヒトデの大量繁殖を生んでいることもサンゴには大きな打撃になっているという。

サンゴの生態については私はよく知らなかったので、息子に質問しながら番組を見ていく。サンゴは動物なんですね。しかも、動けない動物。動けないサンゴは『褐虫藻』という植物と共生関係を結ぶ。『褐虫藻』という植物を家の中に飼い、その栄養分と光合成で出来た酸素をいただく。サンゴの排泄物は『褐虫藻』の栄養分になる。完璧な共生関係です。さらにこぼれだした栄養分を求めてプランクトンが集まり、それを求めて魚たちが集う。見事な生態系です。

満月の夜、サンゴが卵を産む場面は神秘的だった。その卵も多くは高い海水温や赤土によって成長する前に死滅してしまうという。それを救うために、サンゴの卵を海の中で受け止めて、卵から成長したものを環境の良い場所に移植する最先端のプロジェクトを息子の通う大学がおこなっているとのこと。番組でもその取り組みが紹介されていた。

「お前はこの研究室に行く気があるの?」
「いや、オレは病理学をやりたいから」
「そうなんだ。でも、こうした地道な取り組みに携わるっていいよな」
「先輩がこの研究室なんだけど、来春には全く関係ないところに就職するんだ。つまんないよな」
「でも、学生時代ってそんなもんだろ。その間に少しでもこうしたことに関われるっていうのが良いんじゃないか」

そんな会話を交わした。学生時代に卵から育てた幼生のサンゴを石垣の海に植え付ける。その後にある会社の営業職につく。人生ってそんなもんでしょ。でも、その幼生のサンゴは、その学生の“夢”とともに成長する。

ちょっと想像がすぎたかなウィンク

おもしろい番組でした。

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