大学も学生へのサービスを競う時代
といっても、学部3年になった息子は就職するか大学院に行くか悩んでいる。同じ学科の70名のうち3割が就職し、7割が大学院へ進学するという状況らしい。これから研究室に出入りするようにでもなれば、進学する気持ちも高まるのかもしれない。やりたい研究が見つかるかもしれない。
対策講座には出ているが、公務員を目指しているわけでもない。公務員試験というものがどんなものか、知っておきたかったのだろう。公務員試験と企業に就職するためのSPI試験はかぶる部分も多いよ、とアドバイスはしておいたが。とにかく試行錯誤の中にいる。
とりあえず9月の大学の試験(夏は実習なので試験は9月になっている)が終わったら、OB訪問等で、大手水産・食品系の企業をいくつかまわってみる、という。こっちの方面は、さすがにたくさんのOBがいるらしく、流れに乗りやすいようだ。まぁ、マグロの買い付けに世界を飛び回るのもおもしろいんじゃない、とテキトーな応答をしておいた。
これから自らの力で歩いていく道だ。納得できるまで考えて決断すればよい。私は一人の大人としてアドバイスを求められたらするだけだ。大学院に行くのであればそれもOK。ただし国立大にかぎるが
それにしても、今の大学って本当にいたれりつくせりだ。息子の通う大学の学部3年と大学院1年向けの就職ガイダンス予定だ。これだけやってくれるなら親としても安心だ。
10月 SPI試験対策(SPI試験とは一般企業の入社試験のようなもの)
11月 総合マナー講座
12月 エントリーシート・面接対策(エントリーシートとは応募用紙のようなもの)
1月 エントリーシート添削
2月 模擬面接(個人面接。グループ面接)
2月 模擬面接(グループディスカッション)
国立大でここまでやってくれるのだから、私立大はもっとすごいのだろうか。大学も学生へのサービスを競う時代なんだ