25年近くたって

私が大学を卒業してすぐのころ教師をやっていた学校で、部活を通じて面倒を見たことのある生徒が数日前に急に訪ねてきた。10年ほど前に「みんなで集まるから先生も来てよ」と誘われて会ったとき以来だ。何でも、営業でこのあたりに来たので寄ってみたとのこと。お互いに知っている人間の消息などを話したあと、「それで何か相談があったんじゃない?」と水を向けてみると・・・

どうも小3になる子供に学習障害があるのではないか、と不安になっているようなのだ。どこに相談したら良いかもわからず、奥さんは決して認めようとはせず、悶々とする中で私のことをふと思い出したのだろう。私はこの事に関して最近気になっているので何冊かの本を読んで勉強していることはしているが、全く詳しくはない。めったなことをアドバイスも出来ない。とりあえず、彼の言うことの聞き役に徹した。

まずは奥さんとしっかりと話し合うこと。つぎに、ふたりで県の相談機関に行ってみること。このふたつを提案した。神奈川県の第2教育センターの中に、こうした問題について個別に相談にのってもらえる機関がある。母親はなかなかそうした現実を認めようとはしない。そのことをよくわかってあげた上で奥さんとしっかりと話し合い、子供の将来のためにもしっかりとした指針を専門家に聞いて立てていこうよ、と話した。彼はいろんなことをきちんと飲み込める度量の大きさを持っている。うまくやっていけるだろう。

そんなことがあったら、同じ頃の卒業生の女の子から電話で子供のことについて相談があった。何だかこうしたことは続くものだ。と同時に、25年近くもたつのに私なんかを頼ってきてくれるものだと・・・ 

みんな、子育てに一生懸命だ。同時に悩みも多い。私で良ければ相談に応じます。