カロリーゼロ! 保存料ゼロ!

昨日、コンビニで「カロリーゼロ! 保存料ゼロ! 」の飲み物を買おうとしたら、息子が「止めときな」という。「なんで?」と聞くと、「まぁ、いいや。飲んでみなよ」ということで飲んでみた。確かにうまくはない。薬っぽい味がする。成分表示を見ると「砂糖」と書いてある。

「カロリーゼロでも、砂糖は加わっているんだ」
「法律では、100ミリリットルに対して5キロカロリー未満だと『カロリーゼロ』って表示して良いことになっているんだ」
「ゼロの範囲が広いな」
「それより問題なのは、保存料ゼロって表示。成分表示には甘味料としていくつか書いてあるだろ。」
「あぁ」
「そこに書いてあるのは甘味料としても役割があるけど、保存料としての役割の方が大きいんだよ」
「どうしてそんなことをするんだ」
「消費者が、保存料ゼロって言葉に惹きつけられるからだろ。これも法律では認められていることらしい」
「良く知ってんな」
「食品添加物の授業でやった」

ちなみに、カロリーオフという表示は、100ミリリットルに20キロカロリー未満まで許される表示のようだ。私なんか「オフ」という日本語から「カロリーがない」というイメージを受けてしまう。そもそも「カロリーオフ」と「カロリーゼロ」の違いがよくわからないし、「ゼロ」が「ゼロ」でないということも知らなかった。

このゼロの範囲は、測定値の誤差などを補う意味であるのだそうだ。それでも、欧米の基準などに比べると日本のゼロの範囲は大きいという。売る側は、法というルールの下で、ぎりぎりの「うそ」をついてくる。消費者はそのことを知っておかないといけない。

というよりも、何を信じて良いのかわからないな泣き笑い 日本語の本来の持つ意味では「ゼロ」や「オフ」はまさしく「何も入っていない」という意味であるはずなんだが。みなさん、ご存じでしたか?

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