クロマグロの取り引き禁止

ここのところ家に帰ると息子のエントリーシートの添削が待っている。基本方針として内容に関してはさわらずに、日本語として正しいかどうかの修正だけをすることにしている。今日の○○社へのエントリーシートの中に、最近気になったニュースという項目があり、彼はクロマグロの話を書いていた。

クロマグロの取り引きを禁じようという機運が高まっているらしい。(ニュースにリンク)晩酌しながら見ていたNHKのニュース解説でもその話題にふれていた。息子といっしょにそのニュースを見て、しばらく水産資源についての話をした。彼にとっては、就職活動をしている企業の大半が、まぐろの売買で収益を上げている。こうしたニュースは大きな関心事のようだ。

欧州の国々では、自主的な監視機関を作り、資源の有効利用に国際的な協力の取り組みをしているらしい。しかし、密漁もあり、国境を越えて回遊するマグロの監視は難しいらしく、いっそのこと「絶滅危惧種」に指定して取引を禁止しよう、といった経緯のようだ。クロマグロぐらい良いじゃない、食べるのを我慢すれば、といったことでもなさそうだ。このことがきっかけになって、インドマグロをはじめとした他のマグロ類、その他の海産物にまで規制が広がっていく可能性があるとのこと。

調査捕鯨への暴力的な妨害を繰り返しているあの団体は、つぎは大西洋でのクロマグロ漁に矛先を向けるとも言っている。各国の思惑も絡んできて、日本の政府も難しい対応を迫られそうだ。

今日のトヨタのアメリカでの公聴会を見ても、あちらの方々ははっきりとした物言いをされますね。「恥を知れトヨタ」とか「利益だけを考える悪徳企業」とか。日本人の感覚からするとここまで言うのかという思いになります。主張すべきははっきりいう。言葉に対する文化の違いを痛感します。

ガラパゴス化する日本、という言葉がよく言われるようになっています。技術やサービスが日本の国内だけで独自の進化を遂げ、国際的な標準から外れてしまう。結果として、世界の中で戦えない日本になってしまっている、という現象のことです。

世界と共生しなければやっていけないことはわかっているわけです。私たちも頭を切り換えて、多様化する価値観を受け入れて、自分なりに消化していく“すべ”を身につけていく必要がありますよね。今の子供たちは素直なのは良いのですが、あらゆるものを無批判に受け入れすぎると思います。もっと批判精神を持って、自分の立場というモノをしっかりと持つようになってほしいです。