日本は「男女平等」101位
24日、世界135か国で「男女平等」がどれだけ実現されているか、ランキングが発表されました。上位を北欧の国々が占めています。アメリカは22位、中国は69位、そして日本は101位と昨年の98位から後退し、先進国の中では最下位でした。 リンク先はココ
それにしても先進国の中で最下位であるということより、135カ国中101位という順位がショックですね。
塾生のお母さん、お父さんとお話ししていても「女の子だから」といった言葉を今でも良く聞きます。「女の子だから」の後には「ムリする必要はない」といった言葉が暗に続いています。もちろんご家庭の方針ですからそのことにとやかく言うこともしません。でも。それで良いのかなぁ、といった気持ちをその度に持っています。
親の役目が子供を自立させることであるならば、教育の目的も精神面、経済面で子供を社会的に自立させることが目的であるならば、男の子と女の子に差はないはずです。女の子だからと言って経済的に自立できなくても良い、といったこともないはずです。
やっぱり、一人でくっていける大人になってもらうことが、その子にとっての幸せにつながるのだと思うのです。逆に、今回の調査にあるように「男女の平等」が普通でない日本という国では、こどもたちは大人になるに従って「男女の不平等」に直面するのでしょう。ということは、男の子よりも女の子の方が「ムリをしてでも」知識やキャリアをつけていく必要があるのではないでしょうか。
私はたまたま男の子と女の子を育てました。「女の子だから」といった意識は一度も持ったことがないですし、逆に「男の子だから」といった考えを持ったこともありません。それでも、二人の就活を見てきた結果からすると、女の子の社会進出はいろんな意味で「たいへんなこと」は確かです。また、社会に出てからの方が大変さは増すのかもしれません。
日本は「男女平等」101位
客観的に見るとそんな国で親は女の子を育てているわけです。そのことをしっかりと意識した方が良いのかもしれませんよ。