自己肯定感の低さ
つぎのような記事が日経に載っていた。
財団法人「日本青少年研究所」(東京)などが昨年、日米中韓の高校生計約8千人に実施した調査で、「自分はダメな人間だと思うことがある」との質問に「よくあてはまる」「まああてはまる」と答えた割合は日本では83.7%となり、米国(52.8%)など3カ国を大きく上回った。 以下 略
もちろん、ダメな人間だと思っても、それを積極的に引き受け、新しい自分を創造していく「糧」にするのであれば何の問題もない。でも、「自分が価値のある人間だ」という問いに対して「その通りだ」と答えた割合も日本が最低だったとのこと。さらに「物事に積極的に取り組む」「人前で意見が言える」という問いに対しても日本が最低だったそうだ。
自己肯定感が低く、内向的で、コミュニュケーションの力に欠ける、その上、人生に対してアクティブではなく受動的、悲観的。そんな日本の高校生像が浮かんでくる。これって、彼ら、彼女らの所為だけではない。それどころか、そうしてしまっているのは我々大人の側だと思う。
変えていかなくちゃいけない。世界で最も平和で豊かな国の一つなんだ。その気にさえなればいろんな可能性が実現できる国に生きているんだ。そんな能動的なイメージで未来にアプローチする高校生を育てようじゃないですか。これは私たち大人の責任です。