北茨城の旅

昨日から一泊二日で友達と福島県の南部から茨城を旅してきました。

昨年の3月5日と6日にこのあたりを息子と旅し、その何日か後に大震災があり、このあたりも大きな被害を受けたとのこと。旅の朝、散歩をする中で立ち寄った朝市でおばあさんが売っていた「イカの塩辛」のおいしかったこと。私の中では、あの震災の直後に思ったことが、おばあさんはちゃんと逃げられたのだろうか、といったことだったのです。

まずは「いわき市せきたん科学館 ほるる」へ。化石の展示から恐竜の模型、かつてさかんだった「いわきの石炭産業」の紹介展示、さらには「映画フラガールのセット展示」まで、厚みのある博物館でした。この周辺を旅するときは是非とも訪れてみてください。

「ほるる」を後にして「アクアマリンふくしま」へ。1年前に訪れた直後に大震災で大きな被害を受け、昨年夏に、復活をとげた水族館です。復興に向けての苦労は ここ に詳しく書いてあります。震災の爪痕は残されていました。

アクアマリン

それでも、たくさんの人がこの水族館を訪れていました。本当に良かったです。こうして再び訪れることができたこと。それが私にとっての「小さな」震災への区切りになりました。

「アクアマリンふくしま」を後にして、震災直前にお世話になった「平潟温泉の鈴せい」という民宿に向かいます。おかみさんの震災時のお話をいろいろと聞きました。民宿もいくつかはまだ営業を再開していません。こうして訪れることが私にとっての「小さな」復興支援のつもりです。放射能の問題もあり、夕食の膳に並んだものの中で地元の魚は「めひかり」ぐらいでした。まだまだやっかいな問題をかかえています。

今朝は、あの「塩からづくり」のお婆ちゃんのお店をたずね、お茶を飲みながら震災時の様子をいろいろと聞き、そのあと再建なったばかりの「天心の六角堂」に。津波で流された岡倉天心ゆかりの六角堂が再建された、というニュースはみなさんもご存じかと思います。多くの方のチカラが地元の復興を支えています。

六角堂

北茨城を後に、大洗で昼食と買い物。その後、鹿島神宮に寄って帰ってきました。

あの大きな1日を忘れないこと。ちょっとしたことで良いのだと思います。一人一人の中で、自分なりの大きさの中で、あの日を考え続けてていくことが大切なのではないでしょうか。