青稜中学・高等学校

今日は「青稜中学・高等学校」の説明会にうかがってきました。東急大井町線の「下神明」駅を下りて1分のところにあります。中央林間からですと、田園都市線で溝の口まで行き、大井町線に乗り換えて40分〜50分の乗車時間です。品川区にある学校ですが、生徒の7割ほどが神奈川県から通っているとのことです。

青稜

この春の大学進学実績です。国公立大は、東大/2名、東京工業大/2名、東京外国語大/2名、東京学芸大/5名、横浜国大/5名、首都大/7名など、64名(うち現役が53名)。私大は、早稲田/52名、慶応/13名、上智/21名、東京理科大/33名、明治大/75名、青山学院/52名、立教/46名、中央/45名、法政/55名、学習院/12名など。国公立、早慶上理、GMARCHへの進学者は大学進学者全体の54%になるとのことでした。

来春中学入試は2/1の午前が2科のみ、2/1午後、2/2午前・午後、2/4午前はすべて2科or4科の選択入試。上から65%を2科で選抜し、残った35%を4科選択者から選抜するという方法です。また、2回目以降の受験者には5点を加点する制度も他校にはあまりないものです。高校入試は、横浜翠嵐、川和、多摩、横浜SFなどトップ校の併願校です。したがって、併願の基準は、3年2学期の成績が23/25以上で、なおかつ9科が41以上というかなり高いものです。

新校舎が完成したばかりで、生徒は真新しい環境の中でのびのびと学習出来るようです。この10年でグンと難易度を上げた学校のひとつです。確かに、川和などの神奈川県立高校の併願校として実績を伸ばしてきた面もあるでしょうが、中高一貫の生徒たちも着実に成果をあげてきています。それだけ、学習面での手厚い指導があるということでしょう。八ヶ岳の合宿施設を利用した講習会など、今日もそうした学習面でのフォローの内容説明がありました。

偏差値のレベルだけでみると、中学も高校も桐光学園と似た位置にあります。桐光学園は併願優遇はありませんが、県立トップ校の併願先という共通点もあります。ここ十数年で伸びてきた、という意味でも同じです。違いは青稜の方が大きな学校ではないということです。中学は200名、高校は130名の募集です。その辺を含めて、学校説明会等で話を聞いてくらべてみてください。

高校入試の基準の高さに比べると、中学入試の偏差値は首都圏模試でSS55前後とそれほど高くありません。そういった意味では「中学入試で入学するにはお得な学校」のひとつといえるはずです。宗教色のない共学校を、という生徒は選択肢の一つになるのではないでしょうか。

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