センター試験後継、年複数回実施見送り

大学入試制度改革については何度か書いていますが、今日もそんな話題がニュースになっています。

センター試験後継、年複数回実施見送り 文科省検討

現在実施されていている「大学入試センター試験」にかわる新しいテストは、年間複数回の実施ということで答申されています。1回だけのチャンスであれば、今までと同じように「点数主義」の是正にはならないからです。1点で合否がかわってしまう今のやり方を変えるには、複数回のチャンスがあることが大事になってきます。

一方で、複数回の実施には、高校側も大学側も猛反発のようです。学校行事への影響、とりわけ。部活動への影響が大きいからです。大学側は、試験会場の準備や採点などにかかる負担の大きさを反対の理由としているようです。ただ、そうした負担の軽減のために、コンピュータを利用した試験(CBT方式)が提唱されているのですし、記述式の問題でもPCでの採点が可能な時代なのです。

わたしから見ると、抵抗勢力の「反対のための反対」としか映らないのですが、皆さんはどうお考えになりますか?

部活動にしてもそうです。これを機会に、高校での部活動のあり方について議論する、といった方向になっていくのが当然ではないでしょうか。あきらかに今の部活動のあり方は異様、異常の部分があります。高校生の毎日をトータルに考え、学業も部活動も学校活動も、学校外の活動やボランティア活動までふくめて、充実したものとしていくにはどうすればいいのか、そんな活発な議論はどこからもおこってこないようです。

あるのは、現状を変更することに対する反対のみ。

このまま、せっかくの大学入試改革がどんどん骨抜きにされていき、結局はなにもかわらなかった、ということに本当になってしまうのかも知れません。The mountains have brought forth a mouse.(大山鳴動してネズミ一匹)なんてことにならないようにしてもらいたいです。

大切なのは、こどもたちがどう成長していくのか、それをサポートするためにはどうすればいいのか、といった視点のはずです。グローバル化、価値観の多様化、といった新しい社会に対応できる教育を、というのが今回の改革の本筋です。現状をまもれないから、といった反対はまったく意味のないものです。