LINEいじめ 続き
昨日「LINEいじめ」について書きました。SNSの世界では、相手の顔を見ないバーチャルな中で、簡単に「死ね」といった言葉が出てしまうこと。そして、それが文字であるが故に、受け取った側は、何度もそれを見返してしまい、より大きな負担になってしまうこと、などということを書きました。
子どもたちの世界は狭いです。実際、学校、家庭、SNSの3つの世界をいったりきたりしているだけでしょう。そうして、その「ちっちゃな世界」の中で、人間関係が構築され、LINEのグループで「はぶられた(グループからはずされる)」ことさえも、死にたくなってしまう原因になってしまうのです。
大人はそのことをしっかりと知っておくことです。大人にとってみれば、LINEのグルーブでのできごとじゃないか、といったことが、子どもたちにとっては、生き死ににつながりかねない問題だということ。そのギャップが何よりも問題だということです。
もうひとつ。LINEを拒否するのでなく、積極的に「親子がつながるツール」として活用してしまうことです。
どのぐらいの家庭で「家族グルーブ」をつくっているかわかりませんが、是非ともLINEの中に「△△さんの家」というグルーブを作ってください。そして、積極的に夫婦の間でやりとりをするのです。今日のご飯はこれだよ、といったものを写真付きで。会社の近くにこんなものがあったよ、といったことを・・・・ はじめのうちは子どもたちが無反応でも、そうした下地をつくっておけば、ポツポツとLINEに書き込みがはじまります。
そんなことしなくても、実際に話をすれば良いことじゃないか、と思わないことです。今の時代はこうしたソーシュルメディアを使うコミニュケーションと、実際のコミュニュケーションと、ふたつの世界が存在するのだと、親がしっかりと理解することからはじめたいです。
確かに、どうしてこんな短文のやりとりをするのだろう、実際に会って話しをすれば良いじゃないか、と思います。でも、そこがLINEの特徴ですし、そこにこそ「LINEいじめ」の根っこの問題があるわけです。だからこそ、親も積極的にこのツールを親子のコミニュケーションに利用してしまいましょう。