あるお母さんのお子さんの勉強についてのお悩み相談

私立中受験クラスのお母さんと面談がありました。その内容は、ある意味ではお子さんの勉強に悩んでいらっしゃる方と共有できる部分もあるのかな、と思う部分もあるのでまとめておきます。

保護者のお母様
悩み1 毎回の学習をやりきれないで困っています。
miyajuku塾長
小学校の勉強って「すみからすみまでわかるのが当たり前」というものです。それに比べて私立中受験を目指す生徒の学習は、すべてを理解するのはなかなか厳しいものがあります。そもそも受験当日の問題も6割とれれば合格、という学校が多いものです。4割は解けないのが前提です。ふだんの学習も、ある意味では「どうしてもできないもの」「頑張ればできるもの」「今の段階でもわかるもの」を区分けしながら学習を進めていくことがたいせつです。と同時に、カリキュラム的にも「繰り返し」同じような学習内容が出てくるようになっています。もちろん「できるようにしていく」気持ちも努力も大切ですが、目の前の「できない」にこだわり過ぎない学習を進めたいです。
保護者のお母様
悩み2 国語の読解があまりにできないのでどうしたらいいでしょうか。
miyajuku塾長
小学生の男子をお子さんにお持ちのお母さんに多い悩みです。極端な例では「問題文をまったく読まずに解答する」ような男子生徒もいるぐらいです。ひとつには、学校の国語のテストが「本文を読まなくても解答が導き出せる」レベルのものでしかないことが大きな原因です。「読む」という習慣づけがないのです。こうした場合、ムリして読ませようとしないことです。まずは、漢字、語句の学習をしっかりと丁寧に進めることです。読まない、ということは、言葉に対するハードルが高い、ということでもあります。こりハードルを下げることが大切です。語彙力をつけることで自然とハードルは下がります。漢字の学習にしても、形だけでなく、漢字の成り立ちや意味、同音異義語や同義語などの学習を進めることです。
保護者のお母様
悩み3 現状で大丈夫なのかがわからない。このままで合格できるまでいくのでしょうか?
miyajuku塾長
確かにそうでしょう。お子さんの「現在の立ち位置」が、合格までの流れの中でどこなのか、このままの学習で合格まで到達できるのか、保護者の方には見えないと思います。そうした時はわたしに相談いただくしかありません。わたしには「合格までの道筋のどこにいるのか」というのがよく見えています。指導歴30数年の中で身についたものがあります。そこはプロです。大切なのは「ゴールポストを動かさないこと」です。わたしは合格というゴールから逆算して今の指導をしています。このゴールが動いてしまうと、すべての計画はやり直しになってしまいます。そこが動かない限り、現在位置をしっかりとお伝えできます。

保護者のお母様
悩み4 どこまで子どもの勉強に関わって良いのかわからないのですが。
miyajuku塾長
よく聞かれることですが、わたしの答えはいつも「関われるのであれば関われば良い」というものです。時間があるようでしたらどんどん勉強をみていただいて良いと思います。ただ、感情的になりそうだったらすぐに指導をやめる、ということです。親というのはどうしても「こんなのもできないの」となりがちです。わたしは100回指導してもダメなら200回、と覚悟を決めています。学習指導で「怒り」はゼッタイにダメです。何も生み出しません。とにかく何度も何度も言い続けることです。そのうちに子どもが成長してきます。聞く耳を持ってくれるようになります。それまで指導を続けることです。
miyajuku塾長
最後に、何か悩んだらすぐにご相談ください。話しをすると解決することはたくさんあります。何よりもお母さんが元気で明るいことが、お子さんの学習にとってはもっとも良い「薬」ですから。