miyajukuでの夏の講習「振り返り学習」について

夏の講習がスタートしている。中3生の場合、週に2回が前に進める授業で、あとの2回が復習の授業となっている。2学期の先取り学習をすることで、早めに入試対策に入れるように単元の学習を前に進めていくことは大事だ。と同時に、1、2年生の復習も含めて、しっかりと「振り返りの学習」も進めていかねばならない。

いつも言ってることだが、県立高校入試は学校成績では決まらない。当日の入試がものすごく合否に対して大きな割合をしめている。入試には範囲はない。定期試験とは違う。とくに3年生にてとっては、この夏休みに「自分の中で1,2年の学習範囲がどれだけ定着しているのか」をしっかりと見極めることが大切だ。

miyajukuの振り返りの学習は、先日もふれたが、小テスト→やり直し→弱点対策課題といった流れで進んでいく。問題は「スーパー学習システムメビウス」でわたしが作成したもの。今年は、できるだけランダムに問題をセレクトして、生徒に「何をどれだけ忘れているか」を自覚させることに目標を設定している。

ある回の問題の画像だ。連立方程式、立体図形の展開図、統計、証明、確率、式の証明と様々に出題している。難易度は教科書の例題レベル。それでも、子どもたちはこうなふうに「今まで学習してきたことがばらはらにまとまって出題された問題」に取り組んだことがほとんどない。慣れていない。

振り返り学習にあてられる日数は3時間×6日間。できることは限られるが、それでもその短時間の中で最大の効果を上げられるように仕組み作りは進んでいる。メビウスは、できなかった問題の類題を自動に抽出して「弱点対策課題」を作成する。写真のバーコードを読み取ると、ひとりひとりの対策問題が出で来る。それ以外にも宿題には工夫がある。それについてはまた稿を改めて。

miyajukuは「個別よりずっと個別」を掲げているが、個別指導というのは形式を言うものではない。「完全個別指導」などといって「教師1対生徒6」の指導をする塾もある。いつもいうことだが、目の前にいる子どもたちひとりひとりをしっかりと見ているか、が個別指導の意味だと確信する。

テキスト「を」教えては、たとえ「教師1対生徒1」でも、それは個別指導ではない。

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