図形分野の学習

中学生の数学の後半部分は、どの学年も図形分野になる。図形分野は理解する生徒とできない生徒の差がはっきりする分野でもある。中1は垂直二等分線や角の二等分線などの作図。どうして定規を使って長さをはかってはいけないのか。コンパスを使って長さを作図することの意味は何なのか。そうしたことがすんなりと腑に落ちていく子とそうでない子にわかれてしまう。

小学校の算数で図形の学習時間が少なすぎる。また、ゆとり教育で、図形の学習内容があまりに削除されすぎた。見取り図も展開図も錐体も学ばなくなってしまった。とにかく空間を把握する力を身につけさせてもらっていない。中堅どころの私立中学校の入試問題には、立体図形の問題がたくさん出題される。つまり、数学への橋渡しとして、図形への理解が重要だということを入試問題で示しているのだ。

さらに、進度の遅い中学になると、中1で図形の範囲に入っていくのが2月になってしまったりする。小学生でしっかり学ばせてもらえず、中学でも同じように・・・ そのまま高校生になって、三角比の部分で数学は「終了のゴング」という生徒がいかに多いことか。

確かに図形の範囲は、40人近くの生徒に対して一斉で教えるのは難しいだろう。ひとり、ひとりと向き合っての指導が不可欠だ。とにかく、この分野は丁寧に塾では学習させたい。すべての学習はつながっている。