聖セシリア女子中学・高等学校
毎年のように説明会に訪れているので、学校のことはよくわかっています。それでも説明会に行くのは、今春の入試の結果と来春の入試への変更点などを聞くためです。それと、説明会では過去問等をもらうことが出来ます。市販されている問題集では、著作権の問題で国語の問題本文がぬけていたり、3回の試験のうち1回分だけだったりします。
聖セシリア女子中学の難易度は首都圏模試の80%合格ラインでSS48~SS50というものです。今春の大学入学実績です。国公立大/1名、早慶上理/10名、GMARCH/38名、日東駒専/29名、成蹊・成城/9名、卒業生数119名。周辺県立高と比べると、大和西よりは上、座間よりはちょっと下といった実績でしょうか。
建学の精神は「信じ 希望し 愛深く」というもので。カトリック精神にもとづいた教育がおこなわれています。かといって、母体は女子の修道会ではないので、シスターの姿はありません。
こうした学校に中学から子どもをあずける最大の利点は「安心」ということかもしれません。心の教育をふくめて「幸せな人」になるための中高一貫6ヶ年の女子教育を子どもに受けさせたい、といった親の期待には応えられる学校なのではないでしょうか。
来春入試は今春入試とほとんど変わらないようです。2/1の午前、2/2の午後、2/4の午前の3回入試です。2科と4科の選択制です。2回目、3回目の入試では、それまで得点した最高点を採用するいわゆる「いいとこ取り」を実施してくれます。どうしてもセシリアに、という生徒は3回ともチャレンジしましょう。今春のmiyajukuからの受験者も一人は3回目で合格を決めました。
問題は基本的な出題が中心の良問です。算国で120点以上、できれば130点が目標点です。国語の文章がちょっと長めなのと、記述問題が多いのが特長です。セシリアを希望する生徒はその対策をしっかりとやっておかねばなりません。