新学期にあたり中学生がその学習で注意すべきこと
新学期がはじまりました。新しい学年になり、新しいクラスになり、いろいろな意味でスムーズに学校生活はスタートしているのでしょうか。今日は、そんなこの時期に、学習面で気をつけなければいけないことを学年ごとにまとめてみました。
中1生 学校の勉強はそれほど難しくないはずです。というよりも、こんなもんなの、と拍子抜けしているはずです。ですが、そこで安心しないこと。あくまでも学校の学習は「最低限」と考えましょう。出来て当たり前です。とくに数学と英語はほとんど授業が前に進みません。そんなペースにあわせることなく、しっかりと自分の目標を持って学習を進めましょう。たとえば6月1日の英語検定試験を目標におくのも良いでしょう。同時に、中1生にとっては理科と社会が小学校と大きく変わる教科です。こちらに学習の中心をおいていきましょう。
中2生 2年生も1年生と同じです。4月、5月は学校の学習はほとんど前に進んでいきません。それにあぐらをかくことなく、きちんと学習を前に進めていくことです。どうすればいいって、塾に行くしかないですし、それも個別指導の「わからないところを教える」塾ではなく、しっかりと高校入試を見据えて授業を進めていってくれる塾に通うべきです。そうした塾では、もうとっくに中間試験までの学習範囲は終えています。と同時に、その単元での入試問題演習も進めています。何のための塾なのか。それは高校受験で自分の目標校への合格を達成するためのものではないですか? もちろん学校の学習は大事です。ベースです。きちんと対応すべきです。中2生は「その先」を意識しはじめる時だということです。
中3生 2年生と同じです。そちらを読んでください。と同時に、6月の英語検定試験を目標として学習を進めていきましょう。3級、できれば準2級を秋の検定試験までにとりたいです。積極的に英検の学習に取り組みましょう。もうひとつ。学校の進度が極端に遅い教科は、自分でどんどん学習を前に進めていきましょう。とくに社会です。まだ江戸時代のはじめ頃をうろちょろしている進度では、中学3年間の学習は終えられません。遅くとも6月末までには歴史の学習を終えて、公民の分野に入っていきたいです。定期試験対策も大切です。でも、その学習と、入試のための学習とを自分の意識の中でしっかりとわけていくことです。
いずれにしても、学校の定期試験を「最終的な」目標にしないことです。定期試験はしっかりと取り組むのは当たり前ですが、いつも、その先に「公立高校入試問題」を想定した学習を進めましょう。これは、中1段階から意識しておきたいです。もちろん、中3生は、強烈に意識しておくことです。