聖セシリア女子中学・高等学校
ホームページの先頭ページにも「信じ、希望し、愛深く」とあるように、カトリックの精神を柱に「幸せな女子」を育てる教育に頑張っている学校です。1学年が120人前後の4クラス編成と小さな中高一貫校です。その分、とても家庭的な学園になっています。共学校志向がが強い時代の中、女子校は募集に苦戦しているのは確かです。でも、聖セシリアの説明会にうかがう度に、女子校で6年間を過ごすことの「良さ」というのを感じさせられます。
今春の大学進学実績です。早稲田大学/4名、慶應義塾大学/1名、上智大学/8名、明治大学/2名、立教大学/5名、法政大学/6名、青山学院大学/7名、学習院大学/1名、明治学院大学/17名、専修大学/9名、東京女子大学/11名、清泉女子大学/10名、フェリス女子大学/9名、東洋英和女学院大学/15名などとなっています。
心の教育と力の教育ということで説明がありましたが、大学進学に向けては「力の教育」が主になります。読解力、論理力、表現力という3ステップで「読み取る力」から「組み立てる力」そして「伝える力」と教育を進めているようです。中でも、読解力はすべての基礎、という考えのもと、文章だけでなく、音楽や美術やその他すべてのものからメッセージを「読み取る」ことができるような子どもを育てたいと説明されていました。
そうした流れの中で、来春入試でも大きな変更がありました。
今までのように、国、算、理、社の4科or国、算の2科のどちらかで受験ができるA日程の他に、新たにB日程という受験日が設けられました。これは英語or算数と読解・表現による入試とのこと。英語は英検4級程度の出題で、筆記とリスニングが出題。形式も英検と同じように記号選択式となるようです。読解・表現のほうは、新聞や雑誌などの記事を題材にしたものから内容を理解し、自らの考えが述べられるかを採点の基準とするとのこと。10月にはサンプル問題が提示されるそうです。
とにかく先生方の一所懸命さがひしひしと伝わってきます。あずかった生徒たちを「セシリアに通っていて良かった」と思って卒業させたい、といった気持ちが強いのでしょう。緑の多い環境の中、きれいな校舎が建ち並んでいます。そこには心のゆとりを大事にしたゆったりとした空気と、しっかりと学習させていくといった厳しさの両方があるように思いました。
中学受験をしようとしている女の子たち。1度は説明会に訪れてみてはどうでしょう。ここなら幸せな6年間を過ごせそうだな、と感じられたら志望校のひとつに入れてみて下さい。地元の学校ですので、ちょっと宣伝です(^o^)