横浜富士見ヶ丘女子中等教育学校
さて、眠気とがっかれした気持ちを引きずりながら午前中は「横浜富士見ヶ丘女子中等教育学校 http://www.fujimigaoka.ed.jp/index.html」の塾対象説明会に行ってきました。富士見ヶ丘女子校は相鉄線の二俣川の駅から徒歩15分ほどの丘の上にあります。2007年に現在地に移転し、同時に女子の中等教育学校として再出発しています。
校舎はレンが造りの瀟洒な建物で、校内もピッカピカできれいです。中等教育学校は県立、市立もふくめて数校ありますが、女子校で中等教育学校はここだけです。移転当初は人気が出てたくさんの受験者を集めました。現6年生にはmiyajukuの卒塾生もいます。ただ、その後は目だった特長をアピールすることができなかったのか、急降下で志願者数を減らしてしまいました。私も縁遠くなってしまい、今回の説明会参加は5年振りになります。
昨年、県立高校や実践女子で校長を務められた松田由紀子校長をむかえられて、学校改革がはじまったようです。そんな様子を知りたかったのが今日の目的でした。校長先生の女子教育の熱い思いはよくわかりました。「これまでの女性の生き方は、家庭、仕事、両者の両立というような多様な選択肢があった。しかし、これからの社会では男性モデルに女性の生き方も近づくであろう。そうした社会の要請・変化を予見した教育を行うのが本校としての責務」というお話しは共感できました。
また女子を伸ばす指導法のお話しもなるほどと思える点が多々ありました。「説得ではなく納得、叱るより認める、批判より受容・・・」と私自身も勉強になりました。ただ、それでは具体的にどんな指導をし、どんなカリキュラムが用意されているのか、といった点はこれからだという印象でした。英語教育に力を入れ、フィリピンのセブ島での英語研修や、先輩が後輩を教えるチューター生の導入といった話もありましたが、まだまだ弱いです。
新1年生を中心に授業の見学もしてきました。やはり女子校ですね。落ち着いた雰囲気の中で授業が進んでいました。6年生のクラスものぞいたのですが、あいにく選択授業か何かで卒塾生たちの成長した姿は見ることは出来ませんでした。宗教色のない女子校で、6ヶ年をしっかりと面倒みてもらえる学校はそんなにたくさんあるわけでもありません。これからの学校改革の様子を見ながらですが、横浜富士見ヶ丘もひとつの選択肢として学校説明会に行っても良いのではないでしょうか。